オリエンタルモーター株式会社 土浦事業所
当事業所のリサイクルに対する取り組み
リサイクル100事業所部門
茨城県土浦市菅谷町1351-4
オリエンタルモーター株式会社 土浦事業所
「当事業所のリサイクルに対する取り組み」
1. 事業所概要
操業: |
1974年6月 |
従業員数: |
223名(2005年1月現在) |
主要製品: |
ステッピングモーター
サーボモーター
コントローラー
ギヤードモーター、ギヤヘッド |
事業内容: |
上記製品の開発・設計から製造 |
工場規模: |
敷地面積 29,361m2
生産施設 6,633m2 |
国際規格: |
ISO9001(品質マネジメントシステム)
1995年8月認証
ISO14001(環境マネジメントシステム)
2000年4月認証 |
2.リサイクル100への取り組み
- 背景・経緯
当事業所は、1999年4月より環境ISO(ISO14001)のシステム構築に向けてプロジェクトを発足させ活動を開始しました。それをきっかけに毎年の目標に廃棄物の発生抑制、再資源化率向上など「廃棄物」に係わるテーマを継続的に掲げ実践してきました。
また、2002年年初に当時の事業所長より「ゼロ・エミッション事業所」の達成までのシナリオ作成課題が環境事務局に命じられ企画・立案したのが「廃棄物の再資源化率100%」への本格的なスタートでした。計画の大枠として、第1ステージ:「産業廃棄物の再資源化率100%」、第2ステージ(最終段階):「廃棄物(産廃・一廃)の再資源化率100%」というものです。
それ以降、第1ステージ達成の目標に向かって活動を積極的に推進し、「産業廃棄物の再資源化率100%」を達成しました。
- 取り組み方針
当事業所では、活動のツールとしてISO14001に基づいて廃棄物の再資源化率向上を掲げ以下の目標を設定し一丸となって活動を推進してきました。
- 第1ステージ達成: 2003年3月末
- 第2ステージ達成: 2006年3月末
- 活動の基本的な考え方
以下の3つの施策を基本と捉え、環境マネジメントシステムを用いて展開を図りました。
- 基本施策の展開
再資源化率100%の達成には、処分業者の見直しを最優先に実施しました。従来の焼却・埋立処分業者への委託を見直し、再資源化業者(マテリアル・サーマルリサイクル)の開拓を積極的に推進しました。これにより従来2社であった再資源化業者が3倍の6社に増加し、産業廃棄物業者は全て再資源化業者に切り替えることを達成しました。
また、分別の基本は「全従業員による分別廃棄の徹底」にありますので、各人のモラル向上のために不適切な分別が発見される都度、毎朝のミーティングや月次の朝礼等で各人への呼びかけを実施し継続しています。
- 分別廃棄の周知・徹底
- 廃棄物排出量の抑制
再資源化率100%を達成する最も重要な施策は、なんと言っても排出の抑制にあります。
排出量抑制の事例として、オフィス業務ではコピー用紙の裏面利用・縮小コピーや電子メールによる回覧物の抑制が揚げられます。また、製造プロセスにおいては通い箱化の推進による段ボールの削減や機械油類の長寿命化による排出量の抑制がトライされています。
- 活動による効果
廃棄物の処理費用及び排出量を売上高原単位で比較すると前年度に比べ、共に1割強の削減を達成しました。
- 再資源化率の推移(一般廃棄物含む)
現在は第2ステージである一般廃棄物を含めた「ゼロ・エミッション」に向けて活動を更に推進しています。
3. 廃棄物分別ルール